すでに東京Vのトップチームでプロ契約を結んでいるFW橋本陸斗はさすがの切れ味を披露(写真=多田哲平)

 そしてGK30川瀬隼慎(2年)を中心に最後まで集中を切らすことなくクリーンシートに成功し、4-0と見事に快勝した。

 帝京の日比威監督も「痺れる試合でした」と振り返る会心の勝利。指揮官は「全員の運動量があったのがすべて。ボールを高い位置で奪い返したり、一人ひとりがやるべきことをやった。ヴェルディというチームをよく理解して、ポイントを押さえた結果、ゼロで終われたのが素晴らしい試合だった」と振り返った。

 一方で最終節を前に3位フィニッシュが決まりプレミアリーグプレーオフへの切符を逃した東京Vユースだが、そのテクニカルな攻撃は見応えがあった。とりわけ、すでにトップチームでプロ契約を果たしている橋本はさすがの突破力を見せ、FW9白井亮丞(2年)も迫力のある仕掛けで相手の脅威となった。MF10新鉄兵(3年)の推進力やボランチのMF20山本丈偉(2年)の展開力も光った。

 最終節では帝京が矢板中央(栃木)と、東京Vユースが鹿島学園(茨城)と対戦する。

(文・写真=多田哲平)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
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