甲府U-18はFW髙橋利帆(27番)のゴールで勝利をほぼ手中に収めた(写真=多田哲平)

 後半も甲府U-18はテンポの良いパスワークを披露。インサイドハーフの氏原の小気味良い球捌きと右ウイングFW9伏見星斗(3年)の突破力を活かして関東一ゴールに迫っていく。

 崩しの最終局面で関東一の固い守備に手を焼く時間は長かったが、61分のMF20中村瑠志(2年)とFW27髙橋利帆(2年)の同時投入が奏功する。

 75分、右サイドを崩した流れから、こぼれ球に合わせて右足を力強く振り抜いた中村のゴールで先制に成功する。

 このゴールで余裕を得た甲府U-18はその後も、巧みにゲームを運んで関東一の攻撃をはね返していった。

 DF3小林隆(3年)とDF22佐藤柚太(2年)のCBコンビを要としたディフェンスは強固。GK12髙橋黎光(2年)も最後の砦として立ちはだかった。

 そして最終盤の90+6分には左サイドのクロスから髙橋利帆のヘディング弾でリードを広げ勝負あり。2試合を残して来季のプリンスリーグ関東1部昇格を決めた。

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