アビスパU-18が、お手本通りの「良い守備からの良い攻撃」を見せて筑陽学園に完勝

ゴールに喜ぶアビスパ福岡 U-18イレブン(写真=中倉一志)

 5月7日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 九州第6節が九州各地で開催され、春日公園球技場では筑陽学園(以下筑陽学園)とアビスパ福岡U-18(以下アビスパU-18)が対戦。球際の強さと粘り強い守備を見せたアビスパU-18が3-0で筑陽学園を下した。

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 立ち上がりから試合の主導権を握ったのはアビスパU-18。ボール保持率こそ筑陽学園に譲ったものの、球際の厳しさでは筑陽学園を上回る。鋭い出足でボールホルダーに激しくプレスをかけ、常に数的優位を保って筑陽学園校にチャンスを与えず。攻めては北浜流星のポストプレーを起点にして、シンプル且つ縦に早い攻撃で筑陽学園ゴールに迫る。

 その流れのままにアビスパU-18の先制点が生まれる。時間は13分。前線でボールを受けた北浜が一気に加速。そのままドリブルで持ち込んで右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。対する筑陽学園も反撃を試みようとするものの、ボールに対する集散が早く、ピッチの幅を広く使って両サイドから駆け上がるアビスパU-18の攻撃を捕まえきれずに押し込まれる展開が続く。

 そしてアビスパU-18の追加点は43分。池末俊平がペナルティエリアの外から放った豪快なミドルシュートがゴールネットに突き刺さる。前半は2-0でアビスパU-18がリード。高い個人技を駆使した攻撃的なサッカーが特長の筑陽学園だが、アビスパの強度の高い守備の前に持ち味を出しきれず。ゴールに迫るシーンも作ったが決定的な場面を作らせてもらえなかった。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 九州
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