U-21日本代表、U-23カタール代表を下し決勝へ

U-21日本代表(写真=松尾祐希)

 3月26日、ドバイカップに参戦中のU-21日本代表が第2戦でU-23カタール代表と対戦し、2-0で下して29日の決勝でU-23サウジアラビア代表と対戦することが決まった。

 気温が30度近くまで上昇。容赦なく日差しも降り注ぐ厳しい環境で行われたなか、日本は序盤からミスが散見。「特に前半は(よくアジアで見られるような戦い)。今日の試合に出た選手たちが戸惑っていた」と大岩剛監督が明かした通り、自分たちのミスでリズムを失ってしまう。とりわけ、ビルドアップの部分で不用意なボールロストが多く、押し込む時間がありながらも前半はスコアレスで折り返した。

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 しかし、後半に入ると、日本は前半とは異なる姿を見せる。ハーフタイムに大岩監督から喝を入れられた選手たちは見違えるようなプレーを見せ、丁寧にパスを繋ぎながらサイドアタックを仕掛けていく。53分には半田陸(山形)のスローインを起点に細谷真大(柏)が右サイドを抜け出すと、ゴール前にグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドから走り込んできた斉藤光毅(ロンメル)が正確なボールコントロールで収め、最後は相手DFの股下を抜くシュートを決めた。

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