指揮官の喝に発奮し逆転勝利!奮闘する大宮南を退けた武南が準決勝へ

同点ゴールを決めた武南MF櫻井敬太(写真=多田哲平)

 関東高校サッカー大会埼玉予選の準々決勝が4月23日に行われ、大宮南武南が対戦。武南が2-1で勝利した。

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 試合は予想外の展開でスタートする。県リーグ1部(S1リーグ)に所属する武南に対し、県リーグ2部(S2)に所属する大宮南が先制点を奪うのだ。

 先制点が生まれたのは開始からわずか1分。相手のマークを外してペナルティエリア右から攻め入ったFW10鈴木優人(3年)が右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 このゴールで勢いづいた大宮南は、さらに19分、25分とスピーディなカウンターからチャンスを作り、武南ゴールに迫っていく。

 守っては、MF12片寄憲汰(3年)、DF4三好貫太(3年)らが身体を張って、武南の畳みかけるような攻撃を何度もはね返し、ゴールを許さない。

 38分には武南FW14杉沢旭浩(2年)のドリブルから生まれた決定機を防ぎ、前半アディショナルタイムには強烈なミドルシュートを阻止。ほとんどの時間で攻められながらも、大宮南は前半を1点リードで折り返した。

 しかし、武南はこのまま黙っていなかった。

 リードを許していた武南陣営では、ボールを握りながらも崩しきれない状況を受けて内野慎一郎監督がハーフタイムに喝を入れたという。

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▽令和4年関東高校サッカー大会埼玉予選
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