暁星は強度の高い守備を見せる時間も
後半に入ると3点ビハインドの暁星が気概を見せる。球際を激しく戦ってゲームを優勢に進め、5分には臼倉がペナルティエリア手前から惜しいシュートを打ち込む。國學院久我山に反撃を受けても14分にはDF4重光暁(2年)が自陣ゴール際でスーパークリアするなど、前半とは打って変わって粘り強さを披露した。
ところが暁星のプレー強度が落ちると國學院久我山がすぐに攻勢を強める。相手GKの好セーブもあり決めきれない時間帯が続いたが、後半32分、右サイドからのクロスをゴール前で収めたFW10塩貝健人(3年)が、ワントラップから巧みに相手をかわし、冷静なフィニッシュでネットを揺らした。
ここから國學院久我山はさらに畳みかける。後半38分、塩貝のスルーパスに反応して右サイドを抜け出した途中出場のFW13前島魁人(1年)が、相手GKとの1対1で鮮やかなループシュートを決めた。また後半アディショナルタイムには、今度は塩貝が浮き球の華麗なショットでネットを揺らした。
随所に高度なテクニックを披露した國學院久我山が暁星に6-0で快勝。10日の2回戦では東大和と対戦する。
▽関東高校サッカー大会東京予選
関東高校サッカー大会東京予選