敬愛学園とのPK戦を制した佐野日大が初出場にして3位に

試合は2-2のままPK戦への決着に(写真=河野正)

 第41回浦和カップ・さいたま市招待高校サッカーフェスティバル最終日は30日、埼玉スタジアム第3グラウンドで3位決定戦が行われ、佐野日大(栃木)が2-2から突入した敬愛学園(千葉)とのPK戦を3-0でものにし、初出場にして3位に入った。

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 佐野日大は予選リーグA組を2勝2分けで首位通過したが、順位決定戦(準決勝)で予選リーグB組1位の健大高崎(群馬)に1-2で惜敗し、3位決定戦に臨んだ。予選リーグD組トップで前々回王者の敬愛学園は、C組首位の大宮アルディージャU18との順位決定戦に0-1で敗れた。

 佐野日大はボランチの菅野柊佑(新1年)が、リズミカルにボールをさばいては効果的なスルーパスとチェンジサイドのパスを繰り出し、敵の急所を突いた。

 前半6分、MF蛭川大輝(新3年)が相手のパスをカットして左からロングラン。ゴール右隅に先制点を決めた。5分後にはFW籾山陽紀(新1年)が、前方に出ていた相手GKの不意を突き、惜しいロングシュートを放つなどして主導権を握った。

 しかし20分と26分、相手のエースFW小笠原陸(新3年)へのマークが甘くなったところを狙われて連続失点。逆転を許した。

 1点を追う佐野日大は後半7分、途中出場のFWヒアゴンフランシス琉生(新1年)が同点弾を蹴り込んでリズムを取り戻した後は、外からの鋭い攻めを繰り広げた。

 24分には真鍋仁(新1年)の絶好の左クロスを江沢匠映(新1年)が合わせたが、わずかにバーを越えて勝ち越し点とはいかなかった。

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