1年生4人が先発の昌平Ⅱが市立浦和を圧倒!4-0の快勝で前半戦を締め括る

昌平Ⅱ vs 市立浦和(写真=河野正)

 高円宮杯JFA U-18埼玉県S1リーグ前期最終節(9節)が7月16、17の両日に行われ、今季S1に初昇格した武蔵越生が5勝1分3敗の勝点16で暫定首位に再浮上し、前半戦を折り返した。後期は8月20日に開幕する予定だ。

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 10チームが参戦するS1リーグは前節まで市立浦和浦和南正智深谷の3校が勝点14で並び、市立浦和が総得点でトップに立ち、浦和南が得失点差で2位、正智深谷が3位で続き、勝点1差で武蔵越生が追う混戦となっていた。

 前節2位に後退した武蔵越生だが、最終節では立教新座に3-0で快勝し、暫定ながら首位に返り咲いた。浦和南は武南と0-0で引き分け、勝点15で暫定2位、昌平Ⅱに0-4で完敗した市立浦和が同4位に後退。細田学園-浦和学院東京成徳大深谷-正智深谷の2試合が延期され、正智深谷は勝てば前期首位が確定する。

 個々の能力が高く、遅攻と速攻の使い分けに長けた昌平Ⅱは、GKテイラー開(3年)とDF金澤太路(2年)という守備の要人を欠く市立浦和を序盤から押し込んだ。

 昌平Ⅱは前半10分、右サイドで獲得したFKからDF甲斐田陽大(3年)がシュート、MF大谷湊斗(1年)がこぼれ球に素早く反応し、鋭い弾道の一撃を沈めて先制。8分後にはMF甲斐田裕大(1年)が右から絶妙な斜めのパスを供給すると、FW上野旭陽(3年)が蹴り込んでリードを広げた。

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