松商学園イレブン(写真=田中紘夢)

 後半も松商学園は手を緩めない。46分、山嵜のクロスに上田が飛び込み、ボールは相手に当たってCKを獲得。等々力悠羅のキックを平林が頭で合わせると、こぼれ球を市ノ瀬がボレーで沈めた。

 「(平林)来夢は競り合いが強い。ファーにこぼれてくるかもしれないと思って狙っていた」と市ノ瀬。「良い感じにこぼれてきた」ところを右足で捉え、3点目を奪った。流れの中では長身を生かしたポストプレーで、インサイドハーフやウイングの上がりを促す。そして73分にはCKからヘッドを放つなど、セットプレーやクロスのターゲットとしても脅威となった。

 また、山嵜は全3得点に関与。「ドリブルは自分の武器。どんどん仕掛けるという意識は常に持っている」と言うように、左サイドを幾度となく突破した。右ウイングの上田とともに高精度のクロスを誇り、サイド攻撃がチームの強みとなっている。

 今季の目標について、山嵜は「リーグ戦、インターハイ、選手権と3冠を獲りたい」と高らかに宣言。近年は3大タイトルから遠ざかっているが、選手権最多優勝校の誇りを忘れてはいない。次節は松本国際と2連勝同士の対戦。リーグ王者を前に真価が試される。

(文・写真=田中紘夢)