先制許すも充実の逆転勝ち。松商学園が攻撃の厚みを見せる

3得点に関与した松商学園の64番山嵜悠(写真=田中紘夢)

 復権に向けて視界は良好だ。高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2022 長野県リーグ1部は、4月23日に第3節が開催。松商学園が昇格組・松本県ヶ丘を3-1と下し、延期となった第2節を除いて2連勝を飾った。

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 序盤から松商学園は、3トップを中心に相手のビルドアップを奪いにかかる。ショートカウンターに至るシーンも見られたが、先に試合を動かしたのは松本県ヶ丘だった。11分、坂本拓歩のCKから、こぼれ球を小松颯眞が左足で押し込んだ。

 出鼻をくじかれた松商学園だが、すぐに反撃に出る。17分、左ウイングの山嵜悠がドリブルで仕掛け、カットインから右足でクロスを上げる。ファーに入ってきた右ウイングの上田卓輝が頭で合わせ、同点に追いついた。

 「決まり事であのコースに入ってくるので、それを信じて上げた」と山嵜。テクニカルなドリブルに加え、キックの精度にも自信を持つサイドアタッカーが、ここから本領を発揮する。

 32分、カウンターから中央でスピードに乗ると、抜け出した市ノ瀬純大にラストパス。シュートはGK伊藤瞬に阻まれるも、それで得たCKから、こぼれ球を平林来夢が左足で流し込んだ。前半はシュート12本と圧倒し、2-1のリードで折り返す。

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