昌平が貫録の3発好発進!初出場の生駒は差を痛感も充実の70分に

長準喜(8番)や上原悠都(3番)の得点などで昌平が初戦を制す(写真=多田哲平)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の1回戦が7月24日に行われ、3大会ぶり4回目の全国出場となる昌平(埼玉)と、初出場の生駒(奈良)が対戦。昌平が3-0で勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。

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 優勝候補の一角でもある昌平は、技術・フィジカルの差を見せつけた。

 生駒の古田泰士監督が「個人の差、フィジカル。そこは映像で見るのとまた違う。パス回しももちろんですけど、まず個人のところで差が歴然やったなと思います」と話せば、主将のMF10横路拓哉(3年)は「正直、球際の寄せとかすべてにおいて差はありました」と語る。

 昌平のテクニカルなスタイルを体現するのは右サイドハーフのMF10荒井悠汰(3年)、トップ下のMF8長準喜(2年)、左サイドハーフのMF11篠田翼(3年)。FC東京加入内定の荒井を軸とするこの2列目トリオの突破力を活かして個の局面で優位に立った昌平は前半からチャンスを作っていった。

 鋭い抜け出しが光る1トップのFW15小田晄平(2年)をターゲットに前線へと配球すると、そこから荒井、篠田が両サイドを打開。素早い攻撃で生駒ゴールに襲い掛かった。

 スコアが動いたのは12分。荒井が左足で投じたCKからゴール前で混戦が生じると、DF3上原悠都(1年)が押し込み先制点を奪取。U-16日本代表候補に選ばれたばかりの新星SBのゴールで先制に成功する。

 その後、生駒にカウンターを受けるシーンはあったが、DF4津久井佳祐(3年)とDF5石川穂高(2年)のCBコンビが冷静に対応し、攻撃につなげる。19分には篠田がバー直撃のシュートを放ち、追加点の匂いを漂わせた。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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