関東一を畏怖させたロングスロー！九州国際大付が”ウノゼロ”で初戦を突破
ロングスローで脅威となったDF田中翔太(写真＝多田哲平)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）の1回戦が7月24日に行われ、3大会ぶり6回目出場の関東一(東京)と8大会ぶり2回目出場の九州国際大付(福岡)が対戦。九州国際大付が1-0で勝利を収め、2回戦へと駒を進めた。
キックオフ直後から関東一のエースFW10本間凛(3年)にドリブルを許すなどチャンスを作られたが、九州国際大付の選手たちは落ち着いていた。
守備ラインをすぐさま統率し直し、その後は的確に関東一のアタックに対応していく。丁寧につなぎながら本間やMF16平形京太(2年)、FW9清水大生(3年)の抜け出しからチャンスをうかがう関東第一に対し、組織的なブロック陣形を組んで、隙を与えない。そしてボールを奪えば素早く前線のFW10頴川楓(3年)とMF11井谷和希(3年)へとつなぎ、局面を押し返す。
それからは11分にMF14濱田大夢(3年)が痛烈なミドルシュートを枠右に飛ばすなど、次第に押し込む時間帯が増えていった。
なにより関東一を畏怖させたのがロングスローだった。DF2田中翔太(2年)がペナルティエリア内に放り込み、これにいずれも身長180センチ超えのDF4米山凛(3年)とDF5井上陽斗(3年)が合わせる攻撃は、単調ながら強力だ。
29分にはロングスローのこぼれ球に頴川が合わせて関東一ゴールを脅かし、30分と34分には立て続けにヘディングで得点寸前のシーンを作り出した。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）
