打点の高いヘディングで2点目を挙げた日章学園FW9田上遼馬

 これで勢いに乗った日章学園は11分、右サイドからDF2藏屋明徹がクロスボールを上げると、中央のFW9田上遼馬が打点の高いヘディングで合わせゴールネットに突き刺す。

 その後も日章学園は田上が前線でボールを収め起点になると、少ないタッチでパスを回し、サイドチェンジも効果的に使い主導権を握ると、そのまま2点リードで前半を終えた。

 後半に入ると鹿島学園がスイッチを入れ直し、積極的にプレスをかける。しかし日章学園がこれに怯むことなく向かい合い、40分と48分にはMF11石﨑祥摩が連続ゴール。リードを4点に広げる。

 大量失点を喫し、4点のビハインドを背負った鹿島学園ベンチからは「意地を見せろ!」「胸を張って帰れるのか!」と檄が飛ぶ。この状況に MF10林結人が中盤からドリブルで果敢に仕掛け、一人で振り切りゴールに迫ると、55分にはシュートブロックのこぼれ球を拾った MF8妹尾俊兵が強烈なミドルを突き刺した。

 ようやく1点を返した鹿島学園だったが、次の1点を奪えないでいると、前掛かりになったところを突かれ失点。そのまま日章学園が5-1で初戦を突破し、2回戦にコマを進めた。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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