序盤の失点が最後まで響いた鹿島学園。鈴木雅人監督は「"また失点してしまった"というのと、そこから立ち上がろうと思ったときにさらに失点してしまったのでゲームが崩れてしまった」と早い時間帯での失点を嘆いた。

 対してチームの仕上がりの良さを披露した日章学園の原啓太監督も「鹿島学園さんの映像も観ましたが、関東のプリンスで鍛えられた良いチーム。紙一重でしたが、その中でセットプレーは準備してきたので、そこで点を取れたことで子供たちも勢いに乗れたのだと思います」と先制点が勝負の行方を大きく左右させたとコメント。

 春先にけが人が多かったことで結果的にチームの底上げができ、けが人が戻ってきたことで層が厚くなった日章学園。最高のスタートを切った日章学園だが、敢えて懸念材料を挙げるなら、指揮官が「イエローカードとケガは気を付けないと」と話したように、イエローカードを5枚もらってしまったことか。連戦が続くだけに出場停止は避けたいところだ。

 初戦を突破した日章学園は25日、2回戦で旭川実と対戦する。

(文・写真=会田健司)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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