ただ、後半は「暑さにも慣れてきたので後半はチームとして引き締めてやろうと気持ちで挑んだ」(2番DF森川和軌)米子北が攻撃のギアを入れた。キックオフと同時に四日市中央工のゴール前にボールを入れて、小橋川がポスト直撃のシュートを打ったのも勢いを加速させる原動力になった。後半5分には15番MF仲田堅信からのボールが相手エリアに入ると、小橋川が強引にゴール前を突破。豪快に放ったシュートがゴールネットを揺らした。12分には15番MF平野颯汰に決められ、同点にされたが、その後の交替策によって、攻撃にブレーキをかけない。

 26分には右サイドを抜け出した中井がゴール前にクロス。中央に飛び込んだ選手とは合わなかったが、21分に交代で入ったばかりの12番FW森田尚人が合わせて、再びリードを奪った。試合はそのままタイムアップを迎え、2-1で接戦を物にした米子北がベスト8に名乗りを挙げた。

 準々決勝は休養を挟んで中1日での試合。より厳しい戦いになるのは覚悟している。むしろ日々厳しいトレーニングを積み重ねてきた米子北にとっては、持ち味を発揮する絶好のチャンスかもしれない。「暑さの中なので最後の集中切らさずに走り切った方が勝てる。集中を切らさずに走りきるってことが大事だと思っている。最後までうちらしく走ってくれたらと思っています」。中村監督の言葉通り、米子北らしさを発揮できれば自ずと結果は付いてくるはずだ。

(文・写真=森田将義)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)