練り上げた多彩な崩しで5得点!岡山学芸館が中京大中京を下して準々決勝へ

岡山学芸館は大量5得点で3回戦を勝ち抜いた(写真=多田哲平)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)の3回戦が7月26日に行われ、2年連続22回目の出場となる中京大中京(愛知)と、2大会連続6回目出場の岡山学芸館(岡山)が対戦、岡山学芸館が5-0で勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

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 2回戦から出場の中京大中京はその初戦で高松商を4-0で下して、この3回戦へ。同じく2回戦から参戦の岡山学芸館は和歌山北に3-2で競り勝ってきた。

 試合のイニシアチブを終始握っていたのは「縦に速いボールポゼッション」をキーワードとする岡山学芸館だ。立ち上がりから丁寧にパスをつなぎながら相手を押し込んでいく。

 攻撃の軸となったのは、左サイドのFW9今井拓人(3年)と右サイドのMF8岡本温叶(3年)という両ハーフ。この両翼の推進力を活かしてゴールに迫り、そこにテクニックが光るMF7田口裕真(2年)がアクセントをつけた。

 序盤は、名古屋予選を無失点で勝ち抜いた中京大中京に粘り強く対応されたが、20分過ぎに、1トップで先発したMF10山田蒼(3年)と今井のポジションを入れ替えるなど前線の配置変更でリズムに変化を加えたことで、攻勢をより強めていった。

 そして前半終了間際、MF6木村匡吾(3年)が相手の堅陣を打ち破る。

 34分、右サイド寄りでボールを受けた木村は少し中央に運び左足を強振。スーパーショットをゴール左に突き刺し、チームに先制点をもたらした。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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