帝京、悔しさ晴らす勝利!昌平を下し夏の王者まであと一つ
決勝ゴールを決めた帝京MF山下凜(写真左)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)準決勝を実施。鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われた帝京と昌平の一戦は、後半26分に生まれた11番MF山下凜のゴールによって、帝京が1-0で勝利した。
共に1回戦からの登場で、準決勝は6日間で5試合目。連戦の疲労はもちろん、主力に怪我人が出ている中での一戦となった。特に消耗が激しかったのは昌平。「自分も含め前目で押し込めず、相手にボールを持たれてずっと守備をしていた。それで結構疲労が溜まっていた」と10番MF荒井悠汰が振り返ったように前日に行った準々決勝・大津戦のダメージは大きく、この日は荒井、8番MF長準喜、11番MF篠田翼の2列目3人がスタメンを回避。これまで途中出場がメインだった選手たちに攻撃を託した。
スタメンの機会を掴んだ選手たちも実力者ばかり。今日の試合を勝つにはフレッシュな選手が必要で、昌平にとっては準決勝のベストメンバーという判断だったが、この起用法が帝京の選手たちに火を付けた。「(相手のメンバーを見て)やってやろう!舐めんじゃねぇ!と思った。悔しかったというのは率直にあって、メンバーを日比監督が教えてくれた時には、みんなの目の色が変わった。スタメンを全員引きずり出してやろう、絶対勝ち切ろうと力が強まりました」と率直な気持ちを口にするのは主将の10番FW伊藤聡太だ。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)