昌平DF石川穂高、帝京FW齊藤慈斗

 前半8分には昌平のリスタートから、3番DF上原悠都にゴールネットを揺らされたが、オフサイド。以降も屈強なフィジカルを活かした15番FW鄭志錫のポストプレーを起点にチャンスを伺う昌平に攻められる場面もあったが、4番DF梅木怜と6番DF大田知輝のCBコンビを中心に落ち着いて対処していく。奪ってからは、7番MF松本琉雅や13番FW齊藤慈斗が推進力を活かして、昌平ゴールに迫ったが、両者譲らずスコアレスのまま前半を終えた。

 昌平は試合の折り返し付近から篠田、長、荒井を徐々に入れていき、攻撃のギアを入れていく。後半14分には1番GK上林真斗のロングフィードが前線へ。鄭が篠田に預けて、右に大きく展開。受けた14番MF佐々木小太朗がドリブルからゴールを狙った。

 攻撃の勢いが増す昌平を冷静に対処しつつ、隙を見ては攻撃に転じた帝京は10分に伊藤から山下へと繋いで右サイドからシュート。GKがこぼしたボールを斎藤が詰めたが、DFに阻まれた。後半2度目のチャンスは、26分。右サイドを抜け出した山下のパスから、中央の15番MF藤﨑巧士がシュート。この一撃は右ポストに阻まれたが、素早く反応した山下が押し込んだ。

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