福大若葉 vs 筑紫台(写真=中倉一志)

 そんな福大若葉の先制点は18分。合戸晴矢がゴール前の混戦から右足でゴールネットを揺らす。その後も主導権は福大若葉。圧倒的なパワーとスピードで筑紫台の組織力を抑え込んで反撃を許さない。そして前半のアディショナルタイムにCKのチャンスから再び合戸晴矢が頭で合わせてリードを2点に広げた。

 しかし後半は筑紫台の時間。福大若葉のパワーに苦しみながらも徐々に自分たちを取り戻す。特長は両サイドを広く使った組織的な攻撃。大きなサイドチェンジを左右に振り分けてチャンスを作る。反撃の狼煙は後半の14分。得意の形から右サイドを突破した中牟田龍之介のクロスに大外から走り込んだ香月大和が右足で合わせた。

 さらに後半の21分。江崎壮量から中牟田龍之介へと展開して作ったチャンスに田中俊丞が飛び込んでゴールネットを揺らして同点に追いついた。その後もチャンスを作り出す筑紫台だが、ここは福大若葉が粘り強さを発揮。試合は前後半では決着がつかずに延長戦へともつれ込んだ。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
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