東福岡撃破の裏に徹底したハードワーク!東海大福岡は勝者に値した

東海大福岡は優勝候補の東福岡を下して準決勝に進出(写真=中倉一志)

 5月29日、福岡フットボールセンターで行われた令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選の準々決勝で東福岡東海大福岡が対戦。今大会第一シードの東福岡に対して一歩も引かない姿勢で挑む東海大福岡の対戦は、PK戦に末に東海大福岡が勝利。準決勝へ駒を進めた。

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 立ち上がりに違いを見せたのは東福岡だった。4-2-3-1の布陣から流れるようなパスワークと大きなサイドチェンジを起点にスピード溢れるサイドアタックを仕掛けるのは伝統のスタイル。いきなり東海大福岡ゴールに迫る。さすがは今大会NO.1シード。そう思わせるシーンだった。

 だが、東海大福岡は東福岡のストロングを消した。戦い方はシンプルそのもの。マイボールを東福岡の背後に向かって大きく放り込み、そこへFWを走り込ませるというもの。そして東福岡が前へ出ようとするところに激しくプレスをかけ、こぼれたボールを再び東福岡の背後へと放り込む。これを徹底して繰り返した。

 東福岡が押し込まれているという表現は正しくないが、徹底して放り込まれるロングボールの前に東福岡は自陣を出ることができないばかりか、パスを展開することさえ許してもらえなかった。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福岡予選