埼玉平成vs国際学院(写真=河野正)

 しかし中盤戦以降は、巧妙なスルーパスとドリブルで多彩なアタックを仕掛ける埼玉平成のリズムに変わった。26分にFW三木響介(2年)がドリブル突破から惜しいシュートを打てば、30分にはMF大久保夢牙(2年)の絶妙なスルーパスから、FW相馬陸斗(3年)がわずかに左にそれる一撃を放って反撃。そしてこの1分後、敵陣右サイド30メートル付近でFKを獲得すると、DF三吉修誠(3年)が左足でゴール左隅に絵にかいたようなシュートを沈めて先制した。結局、これが決勝点となる。前半終了間際の39分にも、中央やや左25メートルで得たFKを廣瀬裕翔(3年)がバーに当てるシュートを放つなど、優位に試合を進めた。

 1点を追う国際学院は後半11分、MF齋藤莉来(3年)の決定打がGKの好守に遭い、1分後にもFW島尾拓弥(3年)が相手ボールをカットしてから狙ったが、これもGKに好捕されゴールを割れなかった。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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