埼玉平成vs国際学院(写真=河野正)

 後半の埼玉平成は19分に大久保の右足シュートが、わずかにバーをかすめたのが絶好の得点機くらいだった。シュート数では国際学院に劣ったものの、前半の1点を堅い守備で守り切った。

 浦田尚希監督は2年続けて1回戦で対決したことについて、「難しい試合になるので、当たりたくなかったが、選手は落ち着いてやってくれました」と持久戦に耐えて難敵を負かしたイレブンを褒めた。

 今季、流通経済大からJリーグ川崎フロンターレに加入し、新人ながらレギュラーとなったDF佐々木旭は、埼玉平成のOBで浦田監督の教え子でもある。J1で3連覇を狙う強豪で活躍するだけに、「口には出しませんが、子どもたちには大きな励みになっていることと思います」と先輩に刺激を受けているようだ。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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