栗橋北彩は3本のシュートを放つも……(写真=河野正)

 この2回戦でもはまった。右の肥田真大、左の野本裕希矢(ともに3年)の両ウイングバックが高い位置をキープし、攻めては時間をかけずにサイドをえぐり、敵ボールになると前方から圧力を掛ける効果的なプレーを続けた。

 浦和東は前半13分、ゴール前の混戦からDF山野海(3年)が豪快な先制弾を突き刺した。ボランチの山浦紘(3年)が緩急を付けた動きから巧みにボールを配給。鋭い斜めのパスなどでも、敵の守備網を混乱させた。26分にはMF岡村光琉(3年)が蹴った右FKをDF川村拓玖(3年)がヘディングシュート。バーに当たったこぼれ球を主将のDF若原凛飛(3年)が頭でねじ込んで2点目を奪った。

 後半に入ると次々に選手を入れ替え、24分には交代出場したFW菅谷天翔(3年)が、山浦の絶妙なパスを右から持ち込んでゴール左隅に突き刺して駄目押し点とした。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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