東京成徳大深谷が”深谷ダービー”を制す!正智深谷を破り3大会ぶりベスト4へ
東京成徳大深谷は正智深谷との接戦を制す(写真=河野正)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選は6月12日に準々決勝4試合が行われ、15日の準決勝は昌平vs武蔵越生、東京成徳大深谷vs西武台の顔合わせとなった。
深谷市の強豪私学による“深谷ダービー”は、東京成徳大深谷が2-1で正智深谷を下し、3大会ぶり2度目のベスト4に進出した。
関東高校大会予選4強の東京成徳大深谷は、昨季から守備の中心としてチームを支えるGK木村航大、CB増子颯竜、SB辻本晴也(ともに3年)が最後方でどっしりと構え、攻撃陣を動かした。
先制点はチームの特長のひとつであるセットプレーから挙げた。前半19分、MF松田陽瑠(3年)の蹴った右CKをFW秋本光瑛(2年)がヘッドで完ぺきに捕らえてゴール左隅にたたき込んだ。
31分にはFW平井心瑛(2年)がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。FW和光翔夢(3年)のシュートはGK望月奎杜(2年)にストップされ、絶好の追加点のチャンスを逃した。
それでも東京成徳大深谷は、左SB鈴木嵐(2年)のロングスローや和光からのパス展開、サイドアタックなどで好機をつくり、38分には鈴木の右ロングスローから増子が惜しいヘディングシュートを放った。決勝点は後半7分だ。MF安野心富(3年)が左から持ち込み、クロス気味に送ったボールがゴール右上に吸い込まれた。
2連覇を狙う関東高校大会予選王者の正智深谷は、初戦の3回戦で大苦戦。1-1からのPK戦を制し、大宮東に辛勝した。この日も最前線のFW菅野智稀(2年)に絶好のパスが届かず、両サイドからの攻めもいくらか精度に欠いて良質の最終パスを入れられなかった。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選