後半に入ると先にスコアを動かしたのは八千代松陰。後半9分、MF吉田が右サイドからスピードに乗った攻撃を仕掛けるとCKを獲得。MF西郡寛太のプレースキックからDF柄谷直翔がシュート。これがネットを揺らし、八千代松陰が勝ち越し点を奪う。

勝ち越しゴールに喜ぶ検見川イレブン

 さらに八千代松陰は後半17分、左サイドからMF松本が仕掛けMF吉田へとつなぐ。さらに吉田がゴール前へパスを出すと、FW石井が飛び込みゴール。鮮やかに検見川ディフェンスを崩し、リードを2点に広げる。

 点差を広が得られても検見川の心はまだ折れない。後半29分に途中出場のFW竹見智志が反撃の狼煙となる2点目を挙げる。

 しかし時間は刻々と過ぎ、後半残り時間も残りわずか。何とかゴールを奪おうと前線にロングボールを配球する検見川は後半アディショナルタイム、DF佐竹のロングスローを起点にFW竹見がシュート。これがネットに突き刺さり検見川が同点に追い付くと、直後に後半終了のホイッスルが吹かれる。

 試合は延長に突入すると延長前半6分、またもFW竹見がこの日ハットトリックとなるゴールを挙げ、ついに検見川が試合をリードする。

 その後八千代松陰も必死に反撃。試合終了間際にはDF城本晴哉が右サイドからのクロスボールに飛び込みヘディングシュートを放つも、惜しくもバーに嫌われゴールならず。

 間もなく試合終了のホイッスルが吹かれ、検見川が4-3で逆転勝利。八千代松陰との激闘を制し、決勝トーナメント進出を決めた。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選