市立船橋の流動的なプレスが効いていた(写真=多田哲平)
追加点が生まれたのは55分。白土が敵陣中央から痛烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺す。市立船橋がリードを2点に広げた。
なんとか盛り返そうと前掛かりになった八千代に、78分にロングキックの流れからMF14西村元汰(2年)にゴールを割られて1失点を喫したものの、それでもリードを守り切り2-1で勝利。
市立船橋の波多秀吾監督は以下のように振り返る。
「八千代さんは県リーグでも、この予選での勝ち上がりでも、すごく良いパフォーマンスを見せていたので、その勢いを脅威に感じていました。ただリスペクトしながらも、ちゃんと自信をもって臨もうと。先に2点を取れたのはすごく大きかったですね。最後の1失点は大きな課題ですが、目標にしていた複数得点をきっちりできたのは良かったです」
初戦を突破した市立船橋は、次戦で中央学院と対戦する。
一方で敗れた八千代も、プレミアリーグEASTの強豪相手に堂々とした戦いを披露。とりわけ、警戒されているなかでも10番を背負う田中の動きは軽快で、時には単騎で、時には連係から市立船橋ゴールに襲いかかった。
(文・写真=多田哲平)
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
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