伝統校・習志野が素晴らしい崩しから決勝弾!あきらめない姿勢を貫く東京学館浦安を振りきる
ゴールに歓喜する習志野イレブン(写真=小室功)
6月12日、令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選決勝トーナメント準々決勝が行われ、習志野と東京学館浦安が対戦した。
県内有数の伝統校・習志野がやはり一枚上手だった。
32分、右サイドでの素晴らしい攻撃からMF中屋天吾(3年)がヘディングシュートを決め、チームメイトとともに喜びを爆発させた。
貴重な先制点であり、この試合、唯一の得点となったが、崩しのきっかけを作ったのも仕上げたのも中屋だ。右サイドからなかにボールを持ち込み、右スペースに流れたFW松村大輝(3年)に巧妙なタッチでスルーパス。そのまま足を止めず、ゴール前に進入すると、ドンピシャのクロスが松村から送られてきた。
「いつも練習している形。それが実戦のなかで出た」と、習志野の金子大助監督はしてやったりの表情。日々の積み重ねの成果に胸を張る。
両SBの積極的な攻撃参加を含め、展開力で上回る習志野がボールを握り、カウンターに活路を見出そうとする東京学館浦安。この構図のまま試合は進んだ。
「相手はロングボールを多用してくるので、競り合いで負けないこと、こぼれ球を拾っていくこと、カバーリングを徹底することを強調した。最後まで何が起こるかわからない。慎重に戦おうと選手たちに話していた」(金子監督)。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選