日本文理 vs 新潟明訓
勢いを取り戻した新潟明訓は両ウイングを目がけたロングボールや、シュートパスからの中央突破で次々にゴールに迫る。しかし、日本文理はGK日隠レックス海斗(3年)を中心に逆転ゴールは許さず、前半は1-1で折り返す。
エンドが変わった後半。日本文理は新潟明訓のサイドチェンジのパスを遮断するため、トップのMF塩崎温大を1アンカーのMF石澤賢汰(ともに3年)と並べ、中盤のシステムをダイヤモンド型からボックス型に変更する。守備からリズムを作ると日本文理に待望の勝ち越しゴールが生まれる。同13分、曾根の左クロスを頭で合わせたFW杉本晴生(3年)のシュートは相手GKに阻まれたが、こぼれたボールに反応したMF山田拓実(2年)が確実に仕留めて2-1と勝ち越す。
運動量が落ちた新潟明訓に対し、日本文理はシステムを4バックから3バックに変更。攻撃力が売りの左SB小林倫太朗(3年)を1列前のウイングバックに上げる。すると後半40+1分、曾根のヒールパスを受けたFW大島未月(3年)が右からクロスを入れ、最後はフリーで走り込んだ小林がダメ押し点を決め、3-1で勝利。日本文理が5年ぶりに新潟の頂点に立った。
シード校の日本文理は3回戦からの登場で、5試合を24得点2失点で予選を勝ち抜いた。選手権では「全員攻撃・全員守備」をモットーに同校初出場時(17年度)の全国8強超え、そして、県勢初の決勝進出を狙う。
▽第101回全国高校サッカー選手権新潟予選
第101回全国高校サッカー選手権新潟予選