日本文理 vs 新潟明訓

 先制点の曽根とダメ押し点を奪った小林はサッカークラブ「1FC川越水上公園」(埼玉)の出身。小林は「全国を狙おうと曽根と文理に来た。やっと夢の舞台に立てる」と悲願達成を喜んだ。

 プリンスリーグ北信越で2位の日本文理は、U-18世代で最高峰のプレミアリーグ昇格を懸けたプレーオフが12月上旬に待つ。曽根は「プレミア参入戦もあるので、そこで勝って勢いをつけて選手権に向かいたい」と力を込めた。

 日本文理の大橋彰コーチ(48)は「ヒヤヒヤした。途中、何度も心が折かけた」と冗談を飛ばしたが、最後には「よくやってくれた」と喜ぶ選手を見つめた。選手たちに胴上げされ、何度も宙を舞った駒沢隆一監督(61)は2度目の選手権に向け、「良い相手、良い会場で、うちが積み上げて来た『前へ、前へ』というサッカーを示したい」と話した。

▽第101回全国高校サッカー選手権新潟予選
第101回全国高校サッカー選手権新潟予選