上田 vs 東海大諏訪(写真=田中紘夢)

 一方、後半はやや失速。反撃に出る上田のロングボールに対し、「ずるずる引いてしまった」と岡本。前半のようにプレスがはまらず、上田の10番・村社加惟に起点を作られるシーンが増えた。

 ようやく5点目が生まれたのは68分。高い位置で石田拓暉がボールを奪い、パスを受けた岡本がミドルを突き刺した。終わってみれば上田のシュートをゼロに抑えて完勝。それでも後半はシュート2本と物足りなかった。

 その中で存在感を示したのは、3ゴール1アシストの岡本だ。昨季はボランチを務めていたが、「体が細いのでフィジカル勝負になると潰されてしまうところもあった。前線なら相手のプレッシャーを受けないでプレーできる自信がある」と今季からFWにコンバート。主将としてもチームを牽引している。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
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