京都外大西に先制を許すも4点を奪った京都共栄がベスト4進出
歓喜の京都共栄イレブン(写真=雨堤俊祐)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選・準々決勝(35分ハーフ)が5月22日に洛西浄化センター球技場で行われ、京都外大西と京都共栄が対戦した。
4回戦で2点差をひっくり返す劇的な逆転勝利を演じて勢いに乗る京都外大西が、昨年度の高校選手権予選で準優勝するなど実力校の看板が定着してきた京都共栄に挑んだ一戦は、序盤から激しい球際の攻防が展開された。共に攻守の切り替えが早く、ボールを奪えれば素早く攻撃に転じてゴールを目指す。ゲームの入り方でやや優勢だったのは京都外大西で、それが18分の先制点を呼び込んだ。MF木倉元輝の蹴った左CKをファーサイドでFW森柊太が頭で押し込んでリードを奪う。
一週間前の4回戦・久御山戦に続いて失点からのスタートとなった京都共栄だが、直後の飲水タイムでは選手間で意見を出し合ってやるべきことを確認するなど、落ち込む様子はない。その姿勢が実ったのは21分。DF池森勇斗の左CKをFW馬場大地が決めて同点に追いついた。さらに前半終了間際の34分、中央から左サイドへと展開するとMF齋藤稜賀の折り返しをMF乾悠生がエリア外から豪快なミドルシュートを叩き込んで逆転。ゴール以外でも相手の背後を狙いつつ、敵陣でコンビネーションを発揮するなど、試合の流れを掌握してハーフタイムを迎えている。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選