国士舘が2度のビハインドをはね返し、東海大菅生に逆転勝利!MF加藤翠生が値千金弾

値千金の決勝ゴールを奪ったMF加藤翠生(写真=多田哲平)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選の1次トーナメントブロック決勝が5月22日に行われ、国士舘東海大菅生が対戦。国士舘が延長戦の末に3-2で勝利を収めた。

【フォトギャラリー】国士舘 vs 東海大菅生

 2度のビハインドをはね返しての逆転勝利からうかがえたのは、非凡なしぶとさだ。

 前半は前線にボールが収まらず、局面をなかなか前に推し進められなかった。次第に相手にリズムを掴まれていき、18分、19分にはCKからピンチを迎え、21分には相手FW11伊藤大聖(3年)に決定的なシュートを浴びた(GK1森田颯太(3年)の好セーブやポストに救われた)。

 38分にロングスローの流れから相手DF3竹内綾(3年)のゴールで先制を許した直後、MF5高橋遼平(3年)のゴールで追いついたものの、前半終了間際の40+2分には、伊藤にPKを決められて再びリードを許す。

 本田裕一郎テクニカルアドバイザーが「全然ダメ。前半は本当に情けなかった」と振り返ったように、前半は、お世辞にも良いとは言えない出来だった。

 しかし、そんな国士舘が流れを引き寄せたのは後半に入ってからだった。

【次のページ】 国士舘はハーフタイムに3人を交代させる

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選