終盤に怒涛のゴールラッシュ!都立東が中央大学高を6-0で撃破し、都大会へ駒を進める

待望の2点目を奪ったのはDF八幡太晟だった(写真=多田哲平)

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京支部予選が5月3日に行われ、東支部のブロック決勝で都立東中央大学高が対戦。都立東が6-0で勝利を収めた。

【フォトギャラリー】都立東 vs 中央大学高

 お互いに様子をうかがうような静かな立ち上がりとなったものの、都立東は徐々にハイテンポにボールを動かしながら、中央大学高を押し込んでいった。

 7分には右サイドのクロスから絶好機を得る。1本目のシュートは相手の守備陣にはじかれ、2本目、3本目はゴール上部のバーを直撃。惜しくもゴールとはならずも、中央大学高をヒヤリとさせた。

 目立っていたのは、左のFW7小倉陽斗(2年)と右のFW19山田集也(2年)という両サイドが繰り出す素早いドリブルと裏への抜け出しだ。このふたりのスピードを活かしながら、都立東は攻撃の糸口を探る。

 すると11分、ボールを受けた小倉が左サイドをグングンと前進していき、左足を振り抜く。このシュートが相手GKの股を抜きながらゴールへと突き刺さった。

 早い時間に先制した都立東は、その後も流れるようなパスワークで何度も中央大学高を崩していった。相手には開始早々にFW10丸山純平(3年)にシュートチャンスを作られたのみで、ほとんど攻撃の猶予を与えなかった。しかし――。

 その後、幾度となく中央大学高のゴールに迫りながら、追加点が奪えない。17分のCKも、21分と22分に立て続けに放ったFW10青野良介(3年)のミドルシュートも、28分の山田の一撃もすべてゴールには至らなかった。

【次のページ】 35分過ぎから、ここまでの苦労が嘘のようにゴールを積み重ねる

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選