和光国際 vs 城西大川越

 一方、城西川越は後半1分、FW長島正悟(2年)が粘り、交代したばかりのMF菅野睦(2年)の左クロスにMF山田友希(3年)がヘディングで合せるが、惜しくも枠外に外れてしまう。

 後半も和光国際が優勢にゲームを展開。14分に佐々木の右CKをファーサイドでDF吉村獅道(3年)が頭で叩きつけてネットに突き刺して追加点とすると、引水明けの23分には前半から運動量を見せていたFW田口颯大(2年)がエリア内で倒されてPKを獲得。これを齊藤が決めてダメ押し。3-0で勝利し、2019年のインターハイ予選以来となる県大会切符を掴み取った。

 今年は翠川潤監督が「勝負の代」と推す代だ。特に武南出身の指揮官がその才能に惚れ込み、1年の頃から多くの出場機会を与えていた佐々木は、県大会上位校にいてもおかしくないクオリティを持つ選手。個で打開出来るドリブルに決定力も加わって、今年の“和国”の絶対的エースだ。

 また、チームの“心臓”であるアンカーの位置で、攻守においてパワフルなプレーを見せる齊藤も1年時からレギュラーとして出場しているプレーヤー。ここ最近コンディションを上げてきているという川路や、空中戦に強いCB吉村を中心とするディフェンスラインはサイズ感もある。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選