見事なミドルシュートを決めた栄北のFW宇田川夏以(写真＝多田哲平)

　令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）の埼玉支部予選が5月4日に行われ、南部支部の2回戦で川口と栄北が対戦。栄北が3-2で勝利を収めた。

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　見事な逆転劇だった。

　1分にいきなりMF平田幹朗(2年)のシュートチャンスを得た栄北だったが、その後すぐに川口にペースを握られる。

　10分と14分に相手DF5和田悠成(3年)のミドルシュートを立て続けに浴び、29分にはMF7中村俊介(3年)に突破を許して際どいシュートを放たれる。さらに30分にはMF10蓮井天(3年)のロングパスに抜け出した中村にまたもゴールに迫られた。

　度々ゴールに近づかれても粘り強く対応していた栄北は、しかし30分過ぎから徐々に崩れ始める。31分に中村の再びのシュートで先制ゴールを許すと、36分にはMF6松本響(2年)と蓮井のパスで左サイドを突破されて、ゴールネットを打ち抜かれた。

　栄北は直後の37分に、MF4川口遼流(3年)のFKが直接ネットを揺らして、1点を返したものの、ビハインドで前半を終えることとなった。