京都橘MF福永裕也(写真=森田将義)

 そうした変化は、ピッチにも表れた。25本4本で行なわれた1本目はGK植野麟兵(履正社)、DFが右から園田優翔(京都橘)、尾崎凱琉(大阪桐蔭)、池戸柊宇(京都橘)、志津正剛(東山)、ボランチが國武、山門立侑(近江)、右MFが福永、左MFが茅野裕太(阪南大高)、2トップが馬場悠平(神戸弘陵)、西条将太(桃山学院)という顔ぶれでスタート。

 6分に右サイドでボールを持った馬場がシュート。13分には中央で受けた西条が左に展開し、縦を突破した茅野が中に折り返し、西条が合わせるなど初日とは見違えるほど攻守両面で積極的なチャレンジを披露する。16分に先制を許したものの、22分には右サイドでボールを受けた福永が中へとカットイン。「あまりミドルは得意ではないので、正確なシュートの方が良いかなと思ってやり切りました」とGKをかわして、ゴールネットを揺らした。

 GK森本正幸(東海大大阪仰星)、DFが右から福永、船越将磨(興國)、志津、茅野、ボランチが磯貝新之助(奈良育英)、寺阪蒼空(滝川第二)、右MF大薗一柊(初芝橋本)、左MF張間仙太(三田学園)、2トップが今西佑(関大一)、上篠恵大(興國)という顔ぶれでスタートした2本目は、開始3分にドリブルでゴール前まで持ち込んだ上條が左足で逆転ゴールをマーク。

 9分には張間がカットインからシュートを放つなど、勢いよくゴールに迫った。16分にはクロスバーの跳ね返りを拾われ、決定的なシュートを打たれたが、森本がストップするなど守備陣の奮闘も目を惹いた。だが、20分には右サイドを崩され、3点目を許し、2‐3で3本目を迎えることになった。

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