上越 vs 新潟明訓
勢いに乗った新潟明訓は一気に押し込む。基本システムの4-4-2にこだわらず、時には4トップを形成して次々に敵陣になだれ込む。攻撃の中心は今春にサイドバックからFWにコンバートされた高井乃海。リズミカルなドリブルでの単独突破に加え、正確なパスで両翼のMF中村凌也とMF平井壱弥の推進力を引き出す。防戦一方となった上越だが、GK伊海央祐を中心に体を張り、追加点を許さずに前半は1-0のまま折り返す。
後半は互いが特徴を出し合う激しい展開。上越はMF武田虎造とFW今井律杜の個人技やロングパスを中心に反撃で出る。だが、新潟明訓も加藤と2年生のDF後藤太一の2センターバックが跳ね返し、セカンドボールの回収から鋭いカウンターを次々と発動させる。スコア1-0のまま進んだ同26分、上越は左CKのこぼれ球をMF桺澤大樹が押し込むもオフサイドの判定。その3分後にも決定機を作り出したが、新潟明訓の後藤に掻き出されて同点に持ち込めない。結局ゲームはこのまま終了。最後まで攻撃的な姿勢を貫いた新潟明訓が、準決勝に駒を進めた。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選