終始シーソーゲームの展開となった激戦を制した西原が2連覇!那覇西はあと一歩及ばず

西原集合写真(写真=仲本兼進)

 11月5日、第101回全国高校サッカー選手権沖縄予選の決勝が行われ、新人戦とインターハイに続く県大会優勝を目指した那覇西と、昨年に続く2連覇を目前とした西原がタピック県総ひやごんスタジアムで相対した。両者の決勝での対決は2年ぶりとなる。

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 両チームともシステムは4-3-3で、パスコースを消す守備の那覇西に対し、西原はハイプレスをかける姿勢を鮮明にした。

 試合開始時から強風の影響を受ける中、前半風上に立つ西原がセットプレーでチャンスを迎える。前半6分、敵陣左でのFKにMF宇座涼太が直接ゴール右上を狙う。ボールは風に乗り、勢いよくゴールに向かうもクロスバーに直撃。そのこぼれ球の競り合いでファールを受けた西原が再びFKを手にすると、敵陣右サイド付近から放たれたDF平良琉葵の左足キックはボックス内中央でワンバウンド。これに素早く反応した2年生ストライカーの比嘉琉生が頭でゴールへ押し込み、前半8分に先制する。

 早々に失点した那覇西は、自陣からのビルドアップでパスを繋いで敵陣へと攻め入る。しかし、西原のプレスにDFラインが自陣深くまで押し戻され、ロングボールで前線へ配球するも風で押し戻され攻撃が続かない。ただ、コイントスで風下を選んだ那覇西にとって後半勝負の意図もあったことから、相手のカウンターにも粘り強く守り切る対応を見せ、最小失点で折り返す。

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▽第101回全国高校サッカー選手権沖縄予選
第101回全国高校サッカー選手権沖縄予選