大津 vs 熊本国府(写真=井芹貴志)
その一方、32分に山下基成が左から狙ったシュートはポストの右にわずかにそれ、田辺幸久のクロスを小林が落とし、再び山下が狙った37分は合わず、その後のコーナーキックからの好機も熊本国府のGK佐々がゴールライン上ギリギリでセーブするなど、ボールを保持して優位に進め、チャンスを量産しながらもゴールに結べない展開。熊本国府が集中した守備で抑えた格好で、前半はスコアレスで折り返した。
サイドからの攻撃で得点に結べなかった大津は、「個人の判断で相手の逆をつくプレーを促した」と山城監督が述べた通り、後半立ち上がりの45分、中央で田原が運んで小林が受けると、さらに追い越した香山が左足で流し込む。攻めていながらも得点につながらず「結構、焦りもあった」と香山は振り返ったが、「サイドに入った時に相手のラインが下がるので、中に縦パスを入れてコンビネーションで崩そう」という指示をピッチで実践した結果の先制点となった。
▽第101回全国高校サッカー選手権熊本予選
第101回全国高校サッカー選手権熊本予選