終始拮抗した展開で、勝負どころを逃さなかったルーテル学院が熊本商に競り勝つ

熊本商 vs ルーテル学院(写真=井芹貴志)

 第101回全国高校サッカー選手権熊本予選会の準決勝第2試合は、準々決勝で昨年準優勝の秀岳館を5-0で下して勝ち上がってきたルーテル学院と、県高校総体準優勝の慶誠を3-0で破り4強入りを果たした熊本商が対戦した。

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 ともにダブルボランチを置く4−4−2をベースに、2トップが縦関係になる「似ているチーム」(ルーテル学院・小野秀二郎監督)同志の対戦。立ち上がりは1分、3分とコーナーキックを得たルーテル学院がやや押し込み、大きな展開でサイドから仕掛ける場面を作るが、熊本商も長身のFW高浜航大を狙ったロングボールで押し返すなど、序盤からお互いにシンプルにエリアを回復しようと試みていたこともあり、20分前後まではゴール前アタッキングゾーンでのエアバトルとそのセカンドボール争いの様相。

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▽第101回全国高校サッカー選手権熊本予選
第101回全国高校サッカー選手権熊本予選