激しく競り合う両校(写真=中倉一志)
だが筑陽学園も負けてはいない。ボランチの北野真平(3年)を中心に粘り強い守備で対抗。追加点を許さない。そして瀬戸千太郎(3年)、山崎遥人(2年)、杉森隼人(3年)らが虎視眈々とゴールを狙う。夏の高校総体ではボールを繋ぐ巧みさを見せた反面、やや華奢な印象もあったが、見違えるような力強さを身に着けて局面の激しいバトルで互角の戦いを演じ、一方的に攻め込まれる展開にも動じることなく試合を進めていく。
攻める東海大福岡。守る筑陽学園。後半に入っても両者譲らない戦いは緊張感あふれるスピーディーな展開で進んで行く。そして迎えた57分。筑陽学園に同点ゴールが生まれる。右サイドの競り合いで粘った田村俊(3年)が中央へボールを送ると、そこ飛び出したのはエース杉森隼人(3年)。そのままドリブルで持ち込んで右足を振り抜いた。
▽第101回全国高校サッカー選手権福岡予選
第101回全国高校サッカー選手権福岡予選