国見が4年連続の準決勝進出!決定力に課題残すも九州文化学園を退ける

九州文化学園 vs 国見(写真=藤原裕久)

 1月の県新人戦で長崎総合科学大学付属高校と同時優勝し、6月の県高総体では準優勝。U-18長崎県1部リーグでも首位を争う大会優勝候補の一角、国見。6月の県高総体で初の県内ベスト8入りし、力強い戦いぶりから今大会のダークホースと目される九州文化学園。10月30日、長崎県百花台公園サッカー場で行なわれた第101回全国高校サッカー選手権長崎予選準々決勝最注目の一戦は、国見が前後半に1点ずつを奪い2対0で九州文化学園に勝利した。

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 県高総体準決勝で対戦したときは、国見が1対0で勝利した同カード。開始からラインを高くして一気に裏を突きに前へ出る九州文化学園に対して、丁寧なボールのつなぎから、北村一真を起点にサイドを起点に攻める国見という構図で試合をスタート。20分過ぎからはボール保持で上回る国見が九州文化学園ゴールへ迫るシーンを増やしていくが、水田貴一朗・中務大暉のCB2枚を中心に守る九州文化学園も、寺田裕郎のフィードから宮本真大・石本誠がカウンターを狙うなど、国見のワンサイドゲームを許さない。

 攻めながらも得点を奪いきれない時間の続く国見だったが、前半38分に北村の思いきりの良いミドルシュートで先制に成功。エースの一撃で嫌な流れを断ち切り、前半を1対0で折り返す。

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▽第101回全国高校サッカー選手権長崎予選
第101回全国高校サッカー選手権長崎予選