創成館 vs 国見(写真=藤原裕久)

 しかし早い時間帯でのこの失点を前向きに捉えた創成館はラインを高く押し上げて、タイトなプレッシャーをかける。前半のペースを奪うと、26分に波多野太一がボールを持ち込み放ったシュートがディフレクションして同点に追いついた。

 後半に入っても落ち着いた試合運びを見せた創成館に対し、国見は「立ち位置を修正し、判断を早くした」(木藤健太監督)ことで反撃を開始。左では和田夢叶と中村敦貴、右では幸偉風と村田一翔が積極的に前へ出て、前線では55分に投入された利根悠理がボールを収めて創成館を押し込んでいく。

 この劣勢を松井奏斗、池田隼人、田原昊仁郎らCB陣とGK濱村達也の好守で凌ぎ続けていた創成館だが、国見はアディショナルタイムに村田のクロスに合わせた利根のヘディングで決勝ゴールを奪取。そのまま2-1で試合を終了し、国見が12年ぶり24回目の選手権出場を達成した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権長崎予選
第101回全国高校サッカー選手権長崎予選