再び時を刻み始めた名門国見の時計…創成館を下して12年ぶりに選手権の舞台へ
国見が12年ぶりに選手権の舞台へ(写真=藤原裕久)
島原商、国見、長崎総科大附を率いて、選手権6度の優勝を含む圧倒的な成績を残した小嶺忠敏監督が今年1月に亡くなってから早10カ月。新時代に入った長崎高校サッカー界の頂点を決める第101回全国高校サッカー選手権長崎予選の決勝が諫早市のトランスコスモススタジアムで開催された。
決勝戦に勝ち上がったのは、2年前に小嶺監督率いる長崎総科大附を破り初の全国出場を達成した創成館と、かつて小嶺監督の下で幾多の栄冠を手にした国見。
創成館は1月の新人戦、6月の総体予選でともにベスト4入り。国見は新人戦で優勝し、総体予選で準優勝。前年の選手権予選覇者である長崎総科大附が準々決勝で敗れた今、誰もが認める県内二強はいずれも一歩も譲らぬ戦いを展開した。
前半4分、北村一真のCKから平田大耀が綺麗に合せたヘディングで国見が先制する。
▽第101回全国高校サッカー選手権長崎予選
第101回全国高校サッカー選手権長崎予選