後半14分(54分)高松東FW10松田 凌空(2年)が追撃のヘディングシュートを決める(写真=寺下友徳)

 両チームのスタートフォーメーションは共にダブルボランチを置く「4-4-2」。四国学院大香川西はGKが身長168㎝の1三谷虎太郎、DFは右からゲームキャプテンの5福平太一、3小島大空(2年)、4山西憂斗(2年)、フリーキッカーの2辻本海流。中盤はボランチが6塩川直幸と7鈴木理生(2年)。右に10山田晃市、左に8菊地亜門。2トップは11伊藤俊介と9橋田瑠大となった。

 一方、高松東は全員3年生のスタメン。GKが1藤井星衣、DFは右から5渡辺悠斗、4小川温輝、リベロ気味に構えるキャプテンの3嶋村悠、13眞鍋怜穏。中盤はボランチが8山本統丸と6三木脩斗。右に7山下翔永、左に11正木光希。2トップは10松田凌空と9中平路斗が組んだ。

 試合の前半は「インターハイ県予選に敗れた後、技術重視のサッカースタイルに変えた」(大浦恭敬監督)四国学院大香川西がペースを握る。DFラインから縦パスを狙いつつサイドに仕掛ける中、9分に山田からのスルーパスを受けた橋田がペナルティーエリア右角から切れ込み「トラップの時にシュートコースが見えた」冷静な判断から流し込み先制すると、アディショナルタイムにも鈴木からのパスを受け、1点目とほぼ同じ位置から追加点。高松東も33分には両サイドに流れる中平の左クロスから山本がフリーでシュートを放つもこれは右に外れ、前半は四国学院大香川西が2-0で折り返した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権香川予選
第101回全国高校サッカー選手権香川予選