広島国際学院イレブン(写真=会田健司)

 しかし先制点を手にしたのは広島国際学院。スコアレスで迎えた40分、ロングスローのクリアボールを拾ったMF10角谷莉聖(3年)の落としからMF4宮迫真汰(3年)がミドルシュート。これに反応したMF11野見明輝(2年)がGKの目の前でシュートコースを変えるとボールがゴールネットを揺らした。

 先制を許した広島皆実も失点直後から猛攻をみせるが、1点ビハインドのまま前半が終了する。

 後半に入ると広島皆実がさらに攻勢を強める。広島国際学院も初優勝に向けDF陣が粘り強さで対抗。常に積極的に相手の前でパスカットを狙い、ゴール前でも体を張った守備で攻撃を跳ね返す。

 しかし遂に広島皆実が広島国際学院の牙城を崩す。61分、MF2金山佳吏(3年)が左にポジションを変えながら駆け上がって岡本のスルーパスに抜け出すと、GKを交わし「左足だと(シュートが)浮きそうだったので」落ち着いて右足に持ち替えシュートをゴールに突き刺した。

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▽第101回全国高校サッカー選手権広島予選
第101回全国高校サッカー選手権広島予選