松本国際のMF岸琢人はチームに3点目をもたらした(写真=田中紘夢)
スコアラーの高城と岸は、ともに宮田中(神奈川)出身の3年生。勝沢勝監督は「2年前に京都橘に大敗したが、そのピッチにいた2人が(今日は)躍動してくれた」と笑みを浮かべる。
指揮官の誘いを受けて松本国際に進学した2人は、1年時の全国大会でメンバー入り。初戦で京都橘に0-6と大敗して苦杯をなめた。
その試合に先発出場した高城は「何もできなかった」と振り返りながらも、「その経験が今に繋がっている」とポジティブに捉える。途中出場だった岸も「全国では個人技が大事になると感じたので、この2年間はドリブルを磨いてきた」と話す。
そんな彼らが県決勝の舞台で躍動し、再び全国への切符を掴み取った。エースの高城は「2年前は悔しい思いをしたが、やっとリベンジできる。全国に向けてしっかりと準備して頑張りたい」と雪辱を誓った。
(文・写真=田中紘夢)
▽第101回全国高校サッカー選手権長野予選
第101回全国高校サッカー選手権長野予選