MF8村田将太のゴールで同点に追いつく関大北陽(写真=会田健司)

 「止める、蹴る、運ぶ」を突き詰め、相手の逆を取るプレーで狭い局面も打開する。

 先制点の場面では左サイドでFW19西条将太(2年)が起点を作ると、周りの選手たちが相手の逆を突く動きで動き出し、パスを繋いでボックスに侵入。最後はMF8下代康生(3年)が相手を背負いながら意表を突き足裏で背後にパスを送ると、走り込んできた西条が左足でゴール左に流し込んだ。

 これで勢いに乗った桃山学院はその後も積極的に2点目を狙いに行く。

 しかしここでアクシデントが発生。監督もチームメイトも攻撃の要と口を揃える、先制のアシストも決めた下代が23分に負傷交代。

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▽第101回全国高校サッカー選手権大阪予選
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