大宮南は鈴木優人らのゴールで快勝(写真＝河野正)

　第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選10月9日、例年と同数の52校が参加して決勝トーナメントが開幕し、1回戦22試合が行われた。

　大会は1回戦から3回戦までが原則無観客で、準々決勝からは有観客で開催される予定。決勝は11月13日、NACK5スタジアムで午後2時5分にキックオフされる。

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　関東高校大会予選ベスト8の大宮南は、8月の1次予選を勝ち上がり、4大会ぶりに決勝トーナメントに進出した久喜北陽を4－0で下し、10月15日の3回戦で県S2(県2部)Aリーグで同組の西武文理と対戦することになった。

　大宮南は立ち上がりから両サイドを上手に使い、多くの時間帯で敵陣に攻め込んでいった。しかし先手を取るまでは最終パスに精度を欠いたこともあり、決定的なシュートを打てないでいた。

　こう着状態がしばらく続いていた前半35分、MF藤澤浩輔(3年)の左クロスからエースFW鈴木優人(3年)が右足で合わせて先制。鈴木はこの1分後、相手GKのこぼれ球を素早く拾ってゴール左隅に2点目を蹴り込んだ。その後もFW秋山智也(3年)とMF横川祐弥(3年)が、いずれも絶好の形から決定打を放ったものの、シュートコースが甘く追加点を奪えなかった。