試合後、狭山ヶ丘の西澤正仁監督は安堵の表情を見せながら、選手たちを称える。

 「相手のストロングポイントである裏への配球からの抜け出しをどれだけ我慢できるか、また中盤を使いながらサイドで起点を作れるかにチャレンジしようと。最初は呑まれましたけど、引水タイムとハーフタイムに修正して徐々に良くなった。先制点を取られたあと前半のうちに1点を返せたのが大きかったし、ディフェンス陣が焦れずによく頑張ったなと」

 我慢強く浦和南のパワーをはね返して勝利を収めた狭山ヶ丘は選手権で史上初のベスト8進出を決めた。準々決勝では東京成徳大深谷と対戦する。

 惜しくも敗れた浦和南も、立沢を中心とした豪快な攻撃は相手にとって脅威となり、山崎だけでなく途中出場のDF13佐藤大雅(3年)のロングスローなどのパワープレーにも迫力があった。MF7伊藤北斗(3年)とMF8石原圭吾(3年)の2ボランチは運動量豊富に攻守に貢献し、正確なキックで攻撃をクリエイトした。

(文・写真=多田哲平)

▽第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第101回全国高校サッカー選手権埼玉予選